「学園祭」をアップしなくちゃいけないのは重々承知の上なんですが、どうにも文章の神様が落ちてきてくれなく。(登場するある人物が動いてくれれば、話はさくさく進むのです^^;)
どうやら、ぐつぐつと煮詰まってくると(本来は意味違い)ワタクシは「あだると」(爆)に走る傾向があるようでございます(--;)

久々の「あだると」は以前の「恋一夜」よりも「あだると度」がもりもり増しております(爆)
こーさんがボーソーしておりまする(大爆)

そんなのでも平気さ、という方のみ、それでも覚悟を決めて(笑)つづきをよむからどうぞ(^^;)

・・・・苦情・抗議のたぐいは受け付けませんので、あしからず。



「どうしたんだ、その声」
「・・・・そんなひどい?」

先月の二十日過ぎからのシンガポールへの出張を終え帰国した絋次。
社に寄り書類を置いてきてから家に戻ると連絡していたので、帰宅したのは夜の10時をまわっていた。
一方この日の咲子は、母親の真穂の実家の深川の方での地域交流会の手伝いに借り出されたのもあって、今回は迎えには行く事が出来なかった。
地域交流会では、祖母が自宅の庵で茶道教室を開いている関係でお茶をふるまったり(咲子は立礼式の亭主と半東の両方をさせられた)、この真穂の実家は老舗の呉服屋でもあったので着付け教室を開いたりなどもして咲子は朝から大忙しだった。
張り上げるほどの声を上げたわけではないが、若干風邪気味だったのとずっと何かしら話しっぱなしだったのもあり、のどがやられてしまったようであった。

「ああ。・・・・かなりのハスキー・ボイスだ」
出張慣れしている絋次の荷物は少ないが、それでも洗濯物などは当然あるので咲子は絋次から荷物を受け取ると、すぐに片付け始めた。
いつもならこの時間だと娘の芙美に合わせて咲子も寝ていたりするのだが、二週間もの海外出張から帰って来るのに、それはあまりにも絋次に悪いと思い、起きて待っていた。
絋次は上着を脱ぎ、ネクタイを少しゆるめた格好でそんな咲子をながめていた。
が、すっと咲子に近寄り片づけをしている手をとるとぐいっと自分の方へ引き寄せ腰に手を回した。
頤に手をかけて咲子の顔を上に向かせる。
「こーさん、邪魔しないで」
抗議の声をあげるが。
「まだ、おかえりなさいのキスをしてないぞ」
受け流し、久しぶりの妻の唇にかるくそっとふれた。
「・・・・・もうおしまい。明日も仕事なんでしょう?」
唇がはなれ、咲子は絋次の腕の中から逃れようと身動きするが、咲子を抱きしめる腕の力は弱まらない。
それどころか。
「はじめてだな、こんな声」
絋次はくすりと笑う。
「・・・・でも、すごくそそられる・・・・」
「え・・・・?」
困惑する咲子をよそに、ふたたび唇が落ちてきた。
先ほどとは違い、ぴったりと重ね合わせ、上唇下唇を優しく甘噛みする。
「ん・・・」
頤にあった絋次の手は、耳の後ろをなでてうなじかすめ、さらに背中をすべりおりた。
そのまま、腕に力を込め咲子の体を自分に密着させる。
くちづけはやむことなくさらに激しくなり、惑う咲子の舌をからめとった。

「こーさん・・・・」
ようようくちづけから解放されたが、咲子は絋次の体に抱きとめられたままだった。
「その声のおまえをもっと啼かせてみたいな」
そっと耳元にささやきかけると、途端咲子の顔が朱に染まった。
「もう、ばか・・・・・。つかれているんだから早く休んだ方が・・・・」
「このままじゃ、寝られない」
咲子の言葉を遮り、わかるだろう?と絋次はぐっと自身の腰を押し付けた。
熱い、男の猛りを感じ取りさらに咲子の顔は赤くなった。
「からだは疲れていても頭の芯が冴えきっていると、昂ぶって寝られないんだよ」
「でも・・・・」
「鎮めてくれ。・・・・・おまえのそのからだで」
絋次は咲子を抱き上げ、隣の寝室へ向かった。


咲子の白い裸身が薄明かりの中で浮かび上がる。絋次はあますところなくあかず、見つめていた。
熱く燃えるような視線を感じ、咲子は恥ずかしくてからだを隠そうとするが、絋次はそれを許さなかった。
「・・・・毎夜夢を見た。・・・・おまえの甘い吐息、しなるからだ・・・・・」
ささやきながら唇は首筋から鎖骨へ。そして形の良い乳房へと降りてゆく。薔薇色をしたいただき口に含み、舌でなぞったり軽く歯をたてたりすると咲子の体はしなやかにはねた。
「やっ・・・・。いや・・・・」
「・・・・・すべてが恋しくて」
手も休むことなく、もう片方の乳房をゆっくりとなであげ、はりつめたかわいらしいいただきを親指と人差し指できゅっとつまんだ。
咲子のシーツを握る力が強くなり、脚がぴんとつっぱる。
その脚を立てさせて、足首からふくらはぎ、腿へと手は撫で上がってゆき、淡い茂みへと達した。
茂みに手をかざすとすでにそこはしっとりと濡れていたが、指でそっとかきわけて奥をやさしくつつくと敏感に反応し、潤いを増してくるのだ。。
「・・・・・や、ああ・・・・」
さらに指を増やして、中指と人差し指の二本で熱く潤う泉をゆっくりとかきまわし始めた。
浅く甘い咲子のあえぎが耳に届く。
「一日もはやく、おまえを愛したかった・・・・」
抜き差しをする指はそのままに、唇で咲子のからだに所有の印を刻む絋次。
静かに膝を割ると、絋次はそっとそこへ顔を埋めた。
「あ!・・・や、だめ・・・」
ぷっくりと充血する襞を指で開き、隠れていた蕾を舌を使いやさしくつついた。
蜜のあふれる泉に差し入れた二本の指はあやしくうごめき休むことなく、咲子を翻弄しつづける。
「んんっ。・・・・あ、ああ・・・・・」
官能の全てが押し寄せ、なにもかもをさらっていく。
聴こえてくる咲子の少しかすれた甘い吐息が絋次を包んだ。

しばらく責め立てた後絋次はからだを引き上げて、浅い呼吸を繰り返す唇にくちづけるようとすると、恥ずかしそうに瞳を開いた咲子と視線がからみあった。
「咲子?」
「・・・・・わたしだけ、裸にして。・・・・・まだ、服を着てるの?・・・・」
じっと絋次を見つめる。うちから湧き上がってくる官能の情熱に耐えながら。
そんな咲子の様子が愛しくてたまらない。
「かわいいことを言ってくれる。・・・・・・じゃあ少し待ってくれ」
自分の服を脱ぐ間も惜しく、妻を愛し始めてしまった。
絋次は名残惜しげに指を引き抜き、咲子から視線をはずさずに蜜に濡れた二本の指をなめた。
「・・・・・あまい」
艶然と笑う。
咲子の全身が赤く染まった。
絋次は咲子の頬にキスをひとつ落とし、着ているものをゆっくりと脱ぎ始めた。


「これで、一緒だ」
弓道で鍛えられた厚い胸板。無駄な部分などひとつもない腹筋。
すでに主張をしそそり立つ絋次自身。
おしげなくそのからだを咲子にさらし、熱を帯びたままに覆いかぶさる。
はやく己自身をあたたかな咲子のなかに沈めたいという思いと、もっと丹念にすみずみまで味わいたいという思いが絋次の中でせめぎあっていた。

・・・・今回の出張に行く三日前までも一週間ほど韓国に行かされていた。一ヶ月近く、まともに愛妻にふれていなかったのだ。
新婚の頃、「こういうことって、毎日するものなの?;;」と真っ赤な顔をして聞かれてしまうくらいに、毎夜何回も咲子を求めていた。
それは5年近く経った今でも変わらなかった。

「・・・・・はやく、ふれたかったの。・・・・あなたに」
絋次の背中に手をまわし、ぎゅっと抱きしめささやく。
「咲子・・・・」
吸い寄せられるように、絋次はくちづけを落とした。
かわいくて素直な妻の言葉に心が満たされる。
閉じた瞼に、頬に、唇に。
額にも鼻にも耳にも首筋にも。
次々とやさしいキスをする。
咲子はくすぐったそうに身をよじった。
「・・・・こら、動くな。・・・・・・結構キツイんだぞ、こっちは」
苦笑いを浮かべ、自身の下に組み敷いた咲子を見る。
「だって・・・・」
笑みをこぼしながら、咲子は絋次を見上げた。
やさしく甘いくちづけはどこかくすぐったい。自分が愛されているということをすごく実感してしまうのだ。
だから、嬉しくて自然と笑みがこぼれる。
「・・・・笑ってなんかいられなくしてやるからな」
絋次は咲子の腿にあたっていた己の熱い塊を、潤う泉にあてがう。
「・・・・・おしおきだ・・・・・」
言いながら、ゆっくりとあたたかな中に埋めていった。
「あ・・・・・」
咲子がぴくりと反応する。
「敏感だな。・・・・・・ならここは・・・・・」
少しからだを起こし、開いた隙間に右手を差し入れた。。
その右手はあやしく茂みをかきわけて、先ほどの刺激でじゅうぶんにふくらんでいる蕾をなでさすった。
「あ、んんっ。・・・・や、いや」
「いい反応だ。・・・・もっと俺のために啼いてくれ」
親指を唾液で湿らせ、熟れきった蕾を円を描くようになで、責める。
その刺激と休みなく抜き差しをする絋次自身の刺激により、また蜜があふれ出て、さらに滑らかに繰り返される律動。
つんと尖った薔薇色のいただきへの刺激も忘れない。

「や・・・・・いや。・・・・・やめ、て、もう」
「・・・・・やめない」
咲子のからだのすみずみに甘い刺激を加える。その度ごとに敏感に反応して、内部がきゅっと収縮し絋次自身にからみついた。
「ん・・・・だって・・・・。あ、や・・・・」
もどかしげに眉根を寄せて、押し寄せてくる甘くて切ない波に流されまいと耐える咲子。
もっと乱れさせたいという嗜虐心も生まれて、絋次は過敏になっている蕾をさらになでこすり激しく腰を動かして、容赦なく追いたて責めつづけたのだった。
後ろからも前からも。


さまざまにあかず責め立てられ、咲子は意識を手放してしまった。
しばらくしてから目を覚ました咲子の横で何故か嬉しそうに笑っている絋次の顔があった。
「・・・・今日はすごく感じてたな。かわいかったよ」
「!////」
それは自分でも自覚していた。絋次の手や唇がそっとふれるだけで、そこから甘い官能が広がっていったのだから。
結婚した頃から一、二週間の海外出張は常な絋次ではあるが、いつもそばにあるぬくもりが感じられないのは、やはりどこかにぽっかりと隙間があいたような気持ちがあった。
手に届く場所にいてくれる嬉しさ。
意地っ張りな自分は口に出してなかなか言わないけど、こころとからだはとても素直に絋次を求めるようだった。
「俺もすごく気持ちよくて・・・・・・もっとおまえのなかにいたかった」
腕の中に引き寄せてやさしく抱きしめる。
「・・・・・もう、ばか。・・・・・・こーさんなんか嫌い」
頬を朱に染め、咲子は顔をふせた。
「・・・・うそつきだな」
くすりと笑い、シャンプーの香りがほのかに残る咲子の髪にキスをする絋次。
「全身で、好きだって言ってくれてるぞ」
「・・・・嫌い」
「俺は好きだよ」
「嫌いよ、あなたなんか」
「・・・・・意地っ張りめ」
「だって、嫌い」
「もう、黙れ」
そう言うと、咲子のからだを自分のからだの上に引き上げ、あたたかな体温を感じながらくちづけた。
やわらかな唇。甘くてしっとりとした。
角度を変えながら、じっくりと味わった。

唇を離し、絋次は欲望のけぶる瞳で咲子を見つめる。
「これでも嫌いなのか」
「・・・・・嫌いよ」
負けずに見つめ返す咲子。
「あきれた意地っ張りだな。・・・じゃあ、からだにきくまでだ」
咲子を見据えたまま、絋次はふたたび猛り立った己のものをゆっくりと侵入させていく。
そこはまだしっとりと潤っていて、なんなくその侵入を許した。
「あ・・・・。やだ、もう」
すぐにぴくりと反応するからだ。
「・・・・なら、素直になれ」
咲子の腰に手をそえて、下から容赦なく責め始めた。
絋次はからだを起こし、目の前の桜色のいただきを咥え、甘噛みしたり舌で転がしたりした。
「あ、いや、や・・・・・。嫌い、よ」
瞳を閉じて切ない官能に耐える。
「どうして?」
弓なりに反る咲子のからだを支え、耳元で優しくささやいた。
「・・・・いじわる、なんだもの・・・・」
そう言うと咲子は観念したかのように力を抜き、全身を絋次に預けた。
「いじめた覚えはないぞ」
自分の肩に額をつけている咲子の髪を撫でながら、言う。
「・・・・ただおまえがかわいいから、まあ、つい・・・・」
でも少々歯切れが悪かった。

「嫌いよ」
「まだ、言うのか」
「・・・・・好き」
そっとささやく言葉。
絋次はぎゅっと咲子を抱きしめ、そのままシーツの上に横たえた。
「知ってるよ、俺のかわいい意地っ張りや・・・・」

それからはかすれた甘い吐息のみが絋次の耳に聴こえていたのだ。
2008.11.08 / Top↑
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