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温泉ネタ、後編でございます。
予告していた通り、後半のほとんどが「あだると」です(爆)
もう、前後編でカテゴリわけちゃいましたよ(大爆)
・・・・「ひねくれ者の純情」の時はわけなかったな、そういえば;;

ま、とにかくそういうことですので、そのてのお話が大丈夫な方のみ、つづきをよむからどうぞ。

苦情とかいちゃもんは受けつけませんので、あしからず。



温泉から上がった栞は部屋の前で咲子と芙美と別れ、中に入った。
部屋の中に佑介の姿が見えないので、彼も温泉に行ったようだ。
栞は佑介が戻ってくる前に自分の荷物の片付けなどをしてしまうおうと思い、バッグを取りに行く。

(・・・・なんか、へん。・・・・・まだなのに)
重い、下腹の痛み。
今朝方も少し痛みがあった。
でもそれが来るのはもう少し先の筈と、スケジュール帳でチェックしたのだが、鈍い痛みがとれない。
おかしい。

-----しばらくして、栞は隣の部屋の咲子を訪ねた。


夕食はカジュアルなバイキングだった。
とはいえ、一流レストランで腕を磨いたというシェフが監修した料理の数々は、そのどれもが素晴らしく美味しいものだった。
十分に食欲を満たした後はラウンジで食後のコーヒーを飲み、明日の予定を確認したりして、それぞれ部屋に戻った。


すっかり外は夜の帳が降りている。
箱根の山々に囲まれたここは、街の灯りも届かず夜空の星がきれいに瞬いていた。

「食事が美味しくて、温泉も気持ちよくて。・・・・静かでいいところだね」
開いていたカーテンを引く栞。箱根の夜は都会よりひんやりとしているのだ。
「そうだな。さすが『600万』(^^;)」
「ほんとに」
ふたり、顔を見合わせてくすくすと笑う。

「・・・・咲ちゃんから一緒に行かないかって誘われた時は、どうしようかと思ったけど」
一旦言葉を切る栞。そして。
「・・・でも、思いきって来て良かった。佑くんと、こんなにも一緒にいられるんだもの」
頬を染め、微笑む栞。
「栞・・・」
佑介は、栞をそっと抱き締める。
「俺も、一緒にいられて嬉しい」
腕の中で自分を見上げる栞に微笑み返して、くちづけた。

「・・・・っ・・・」
やさしいけれど、息が出来なくなるような深いくちづけ。
佑介はそのままベッドにゆっくり栞を横たえる。
(・・・どうしよう;;このままじゃ・・・・)
佑介に言わないといけないのに、どのタイミングで言ったらいいのか。
甘いくちづけはなかなかとまらなくて。
その不思議な心地よさに流されそうにもなってしまう。
------でも、言わなくては。

「佑くん・・・;;」
やっと解放された唇。
だが、栞の声は佑介に届いてないようで、佑介の唇が栞の耳の後ろから首筋に降りてきつつある。栞は覚悟決め。
「佑くん。・・・あたし、今日だめなのっ!;;」
言い切った。
「・・・・え」
どうやら聞こえたようだ。

「あのね、その、予定じゃなかったのに、急にきちゃって。・・・・だから/////;;」
真っ赤な顔で頬に手をあて、栞は自分を見下ろす佑介に説明する。佑介はしばし考え込んで。
「あ。//////」
コトの次第を理解した。
「その、ごめん、ね」
「栞が謝ることじゃないよ。・・・・俺こそごめんな」
栞の赤い顔を見れば自分にそのことを言うのにどれだけの勇気が必要だったか想像に難くない。
佑介は栞の上からのいて、栞に背を向けベッドの端に座った。栞も起き上がる。
「そんな、謝らないで」
「・・・いや、なんか場の雰囲気に流されちゃったみたいだからさ・・・」
苦笑いの佑介だ。
男である自分がその辺をしっかりとコントロールしないといけないのだ。
・・・・もちろん、それはかなり大変な努力を要するのだが。
「栞?」
栞が佑介の背中にそっと頬を寄せた。そして。
「・・・・・そうじゃなかったら、あたしも流されてたよ。・・・・佑くんに、ふれてほしかったもの」
最後の方はかなり小声だったが、佑介にはしっかり伝わった。
佑介は向き直り、栞を腕の中に抱え込んだ。
「ありがとう」
そっと栞の唇にくちづけを落とした。


もう遅いから自分が寝る方のベッドに戻ると言う栞を制して、佑介は腕の中に抱え込んだ状態のまま----栞に腕枕をして一緒のベッドで寝ることにした。

やがて栞から静かな寝息がきこえてきた。
大好きな佑介の腕の中に包まれ、そのあたたかなぬくもりに安心したのだろう。
だが佑介はとても寝られたものではないのは言うまでもない。
栞の甘い吐息とやわらかなからだがおのれの五感すべてを刺激するのだ。
(・・・・・別々に寝たって寝られないのは結局一緒だもんな;;)
だったらもう一緒に寝てしまった方がいいと思ったわけだ(笑)

はあっと溜息をはく佑介。

そして、壁越しにほのかに聴こえる悩ましい音も寝られない原因のひとつであった。
さすがに日本で五指の指に入るリゾートホテルというだけあって、思っていたよりも部屋同士の壁は厚く防音はかなりいい方だ。
・・・・いい方なのだが、『コネクティング・ルーム』という隣同士の部屋がドア一枚で行き来出来るタイプに泊まってしまったゆえ、ドアがある分隙間がある。そのわずかな隙間からどうしたって音は漏れてくるのだった。

(・・・・こうなるんじゃないかって予想はしていたけど、これ以上刺激しないでくれよな;;)
まったく、健康な高校生男子をなんだと思っているのだか。
栞が大事で大切だから、鋼鉄の自制心と理性で暴れだしそうになるモノを押さえているに過ぎない。
佑介は、栞と結ばれはしたが、大阪での状況と結局のところあまり変わっていないのだとつくづく感じてしまった。



一方、隣の部屋では。

絋次と咲子は部屋に戻ってから、交代でもう一回温泉に入りにいった。あとはもう部屋から出ることもないので、気楽な浴衣姿に着替えたのだった。

三歳の芙美はもうすっかり夢の中である。
絋次は浴衣姿で窓辺に置いてあるソファにゆったりと座り、持参した文庫本を読んでいた。
ふと顔を上げ妻の咲子の姿を探せば、丹前を脱いで芙美の隣に横たわろうとしていた。
「・・・・寝るのか」
「もう10時過ぎたし、荷物の片付けも済んだから」
なにか用があるの?というような表情で答える咲子。もちろん、絋次には「寝る」以外の用事があるのだ。だから文庫本を閉じてソファから降り、ベッドに近づいて行った。

「おまえの寝るベッドはこっちだ」
「え?」
言うが咲子を抱き上げ隣の自分が寝る方のベッドに下ろし、そのまま咲子のからだの両脇に手をついた。
「ちょ、ちょっと、こーさん?・・・・今日はだめよ」
「なんでだ」
自分を見上げる咲子に不満げな声で答える絋次。
「なんでって、隣にしーちゃんと佑介くんがいるのに;;」
「・・・・あちらもご同様じゃないか」
ご同様・・・・じゃないことを咲子は知っていた。
夕食のバイキングへ行く前に栞に呼ばれ、「実は;;」と打ち明けられた。
栞は用意してきていなかったらしく、咲子が念のためにと持ってきていたものが役に立ってしまったのだ。
・・・・・佑介には、実に気の毒なことであるが。
とはいえ、そのようなことは絋次には話せない。
さてどうしようと咲子が考えてる間に、絋次は咲子の浴衣の帯をさっさと解き、前を開いていたのだった。
「やだもう;;どうしてそう手早いの;;」
あわてて浴衣をかき合わせながら抗議の声をあげるが。
「ぐしゃぐしゃ言うな。・・・・夜は短い」
絋次は聞かず、くちづけたのだった。

「・・・・・・もう!だから、だめだってば。お願い」
官能を呼び起こす魅惑的なくちづけから何とか逃れ、咲子は絋次のからだを押し戻す。そして肌蹴られてしまった浴衣の前を手早く合わせて、起き上がった。
だが絋次はおかまいなしにばっと裾をめくり上げ、咲子の艶やかな白い腿をすーっと撫でさすった。
「!」
咲子のからだの奥の方で、ほのかに熱が灯り揺れる。
それでも咲子は悠然と腿を撫でる絋次の手をどかそうと試みるが、逆にその手ともう片方の手を一緒に絋次の左手で掴まれ、そのまま押し倒されて頭の上で押さえつけられてしまった。
困惑の色を宿し、咲子は自分を見下ろす絋次を見つめる。
「やだ、こーさん。なにを・・・・」
「いいかげん、観念してくれ」
「観念って」
「俺はいつでもおまえが欲しいんだ。・・・・・隣に誰が居ようと関係ない」
「そんな・・・・」
もうこれ以上、とどめることは出来なかった。


淫らな音が静かな部屋に響き渡る。
声を漏らすまいと、咲子は口をきゅっと結び、シーツを握り締めていた。
絋次の二本の指が、咲子のなかであやしく蠢いている。
「・・・・っ・・・」
わずかに漏れる甘い吐息。
「・・・・いい表情だ。もっと見せてくれ」
咲子を見つめ笑みをにじませ、頬や口唇にすっと触れるだけのくちづけを落とした。

浅く深く抜き差しを繰り返し、それらの刺激によりあふれでた蜜を蕾に撫でつけ、親指でやさしく嬲る。
咲子のからだがびくっと跳ね上がった。
そんな咲子の反応を見ながら、泉に埋めた指を曲げ収縮する襞をも撫でた。
「あ・・・やっ」
知らず腰が揺れる。
「まだ、イクなよ。・・・・もっと、な」
絋次は浅く呼吸を繰り返している、咲子の艶やかな紅色の口唇にくちづけて、存分にその口内を侵し味わい、それから首すじ、鎖骨・・・・・へ刻印を落としていく。
様々な刺激により、ツンととがったかわいらしいいただきへも愛撫を忘れない。
口に含み、かるく歯を立てたり吸ったりすれば、その都度毎に咲子のからだはしなやかに跳ねた。

やわらかなまるみ、なだらかなはら。
さらにしるしを刻みつけながら、ゆっくりと絋次の口唇は滑り降りる。
その間も泉に沈められた指の動きはやまず、なめらかな腿にもくちづけて、開かれた中心部に絋次は顔を埋めた。

淡い茂みをなぞり、ぽってりとふくらんだ花びらも丹念に舐めあげ開き、熱く熟れた蕾を舌でつつく。
「・・・・・んんっ」
ぎゅっと爪先に力が篭もり、シーツが波打った。

入り口を刺激しながらゆっくりと指を引き抜き、今度は舌を奥へと差し入れあふれる甘い蜜すする。
「・・・・溶けそうだ。熱くて」
細くくびれたウェストをしっかりと掴み、絋次は咲子を逃さない。
「あっ。・・・や、や・・・」
声が、抑えられなくなる。
容赦なく攻め上げられ、咲子は達した。


静かに咲子は目を覚ました。
規則正しく上下する、たくましい胸に頬を寄せていた。腰に腕が回され、互いの脚は絡み合っている。
「こーさん・・・・?」
顔を少し持ち上げて夫を見れば、健やかな寝息を立てていた。
(久しぶりの運転で疲れたのね。・・・・電車でもよかったのに)
普段の通勤は電車であるし、妻の実家・・・・・草壁家に行く時も都営線で10分足らずだから、基本的にあまり車は必要を感じない。
そもそも運転すること自体、絋次はあまり好まないのだ。
------両親を交通事故で亡くしているから。
だが、両親亡き後自分を育ててくれた祖父母のことを考えれば、運転はできた方がいいに決まっている。そう割り切って、免許を取得したのだ。

このまま寝かせておいてた方がいいだろうと、咲子は芙美の寝ている自分のベッドに戻るべく絡められた脚をそっと解き、腰に回された腕もはずして静かに起き上がった。
が。
「きゃあ」
ふたたび絋次の腕の中に閉じ込められた。
後ろから抱きすくめられ、背中に絋次の体温を感じる。
「どこへ行くんだ」
「どこへって、寝てたんじゃないの?」
「・・・・さっきまでな」
「じゃあ、このままゆっくり寝てて。わたしそっちのベッドに戻るから」
「戻らなくていい」
髪を掻きわけ、うなじにそっとくちづける。
「・・・ん、だって・・・・、疲れてるでしょ?」
うなじにくちづけた絋次の口唇は、そのまま耳の後ろや首筋、肩のラインを滑り落ちる。咲子はそのくちづけに小さく反応する。
「大丈夫だ。おまえを満足させる体力はじゅうぶん残っているから。・・・・・わかるだろ?」
言いながら咲子の腿を脚で開かせ、秘めやかな場所に己の熱い塊をこすりつけた。
「あ、やっ」
びくっと咲子のからだがしなる。
「・・・・まだ、入れないさ。もう少し・・・」
そのまま前後にスライドさせつつ、抱き締めていた腕を緩めやわらかな乳房を弄ぶ。
なめらかな肌をゆうるりと撫で上げ、いただきを親指と中指で挟み人差し指のはらで円を描くようにこすった。
「んんっ。・・・や、いや。それ・・・」
「・・・本当に、いやか?」
くすりと笑って、絋次はもう片方の腕も前にまわし、同じようにいじりはじめた。
かたくなっていくそことは対照的に、中心部はやわやわと熱く溶け始め絋次の動きがより滑らかになった。

「・・・・ん、ん。・・・・あ。・・・・もう・・・やめ、て」
いつもより執拗に責め立てる絋次。
咲子は熟れきった場所へいまだ入れてもらえないもどかしさもあって、切なげな懇願の声をあげた。
「可愛い声をあげる」
耳を甘噛みしながら、囁く。
そんな囁きすら、すべてが敏感になっている咲子には刺激にしかならない。
「・・・・俺が、欲しいか」
さらに熱く囁きかけ、こりこりとしこるいただきをきゅっとつまんだ。
情熱が、身のうちを走り震える。
「い・・・や。・・・ゆるして・・・・。・・・・おねがい」
咲子は涙をにじませ、シーツをぎゅっと握りしめた。
切なげな咲子の声に絋次は満足気に微笑み、頬にかるくくちづけると、咲子をうつぶせにし腰を持ち上げ、誘うように甘い蜜を滴らす泉へ挿入させていった。

すっぽりとすべてを埋めれば、やわらかな襞が絡み、まとわりついて離そうとしない。
「・・・・・こんなにも熱く潤って・・・・。一緒に溶けそうだ」
ゆっくりと引き抜き、また入れる。
そんな動作を繰り返す。
「あ。・・・あ、ん・・・」
あえかな、甘い吐息があがる。

徐々に激しさの増す動き。
濃密な空気が満ち溢れる。

「・・・可愛い、俺の咲子。愛しているよ」
そっと囁き、確かな熱情のあかしを咲子のなかに開放したのだった。



「・・・・こーさんの、いじわる」
「今更だろう」
咲子を覆い隠すかのように己の腕の中に掻き抱き、くすりと笑ってさらりと絋次は言う。咲子は言葉も無い。
「そんなことより、多分隣に丸聞こえだったと思うぞ」
「!//////;;」
真っ赤になり、顔を火照らす咲子。
確かに、初めはなんとか声を漏らすまいと務めていたのだが、絋次は咲子のからだを知り尽くしている。どこをどうすれば咲子が陥落するのかもわかっているのだ。
思うさま責め立てられては、もうどうしようもなかった。
今だって、やっとからだの奥底の熱が治まってきて、乱れていた呼吸が整いつつあるところなのだ。
「ま、明日の朝はそらっとぼけるしかないな」
「・・・・・;;」
絋次はいいだろう、それでも。もともとまったく頓着してないのだから。
だが、自分はそうはいかない。

去年のクリスマスに大阪のUSJに行った時だって、強引な絋次によってホテルに連れ戻されてメインのステージを見ることが出来なかったのだ。
ゆえにその後の夕食の席は、実に気まずかった。
待ち合わせ場所に来ない自分らを心配して、“そういうこと”をしていた最中に連絡が入り、佑介と佑介の友人のこしろ毬嬢にはすっかりばれてしまったのだから。
しかも今回は、真っ最中のエトセトラが隣に聴こえてしまったわけで。
咲子としては、もう寝てくれていることを願うしかなかった。

「・・・・ところで、その、こーさん」
「なんだ?」
「あの、どうして、まだ・・・・・」
これ以上のことが、咲子には言えない。
絋次はそんな咲子に官能的な笑みを浮かべてみせ。
「抜かずでもう一回、といきたくてな」
ぐっと腰を動かす。
「!///////もう;;」
全身を朱に染める咲子。
「まだまだ、これからさ・・・・・」
そして、咲子にくちづけたのだった。



翌日の朝食時。
栞の態度は特にいつもと変わらなかったが、佑介はあきらかに寝不足と思える赤い目となんとも言えない複雑な表情、そして視線を合わせようとしない様子に咲子はすべてを悟った。
そういう咲子とて、やはり佑介とはちょっと視線が合わせづらかった。

絋次は・・・・と言えば、いつものごとくしれっとした態度で、ひとりすっきりとした爽やかな顔でいて。

(・・・・・絋次さんって、いろんな意味ですごい;;)

はあっと大きな溜息をつき、当分は絋次たちと一緒の旅行は遠慮したいと思った佑介だった。
2009.10.20 Tue l R-18 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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