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ご無沙汰~な管理人の瑞穂です(^^;)

明日の大姫の入学式にそなえて美容院なんぞに行ってきたわけですが、そこでちょきちょきとされているときにぽややんと浮かんだ小ネタをアップします。

内容は、ないです(爆)
航くんや佑介くんら、尚壽館に稽古にやってくる彼らの日常的な会話を切り取っただけのようなものなので;;

リハビリみたいなものと思ってくださりませ。



「おはよう航」
いつものように一礼して道場へ入ってきた航に挨拶する佑介。佑介と航は大概どちらかが一番に道場に来ることが多かった。
「佑介、おっはー・・・・と。お誕生日おめでとう」
瞳を見開く佑介に航は笑みをむける。
「あ、ありがとな」
佑介も笑顔を返す。
「数日遅れになっちゃって申し訳ないけどね」
「覚えてくれていただけでも嬉しいもんだよ」
「また、そんなこと言うと~」
「だー!なんですぐ抱きつくんだよ!」
がばっと佑介に航は抱きついた。
「それは佑介を愛しているからに決まってるじゃないか~」
「愛はいらん、愛は!」
じろっと睨みつけるが。
「佑介のいけず」
がくと頭がうなだれてしまう佑介だ。

「おふたりとも何をやっているんですか」
「また航くんってば、佑介くんに抱きついてる」
あきれた口調の数道と拗ねた声音の月人も稽古にやってきた。
「・・・・オトコってばか」
数道と月人の後ろでぽそっとつぶやくのは斎姫。

本日も尚壽館の高校生日曜日組が顔を揃え、このような会話も実質的な道場主である真穂が来ないうちは比較的のんびりとした空気が漂っているので出来ることであった。

「千葉さんと土御門さんが仲がいいのはわかってますけど、道場内とはいえ抱きついたりするのはやめた方がいいですよ」
数道の至極冷静な意見に佑介はそうだといわんばかりに大きくうなづく。
とはいえ航は。
「佑介が僕を喜ばすようなことを言わなきゃ抱きついたりしないけどね」
さらりと返す。
佑介にしてみればそのような意図で言っているつもりはまったくもってないのであるけれど。
「ま、五日が佑介の誕生日だったんで、お祝いも兼ねて抱きついた・・・・いて」
航は顔をしかめる。
「なにすんだよ、つっきー」
「俺は当日にメールしただけなのにさ。航くんはいつもいつも」
航の向う脛を蹴っ飛ばした月人だった。

「土御門さんの誕生日は閏年じゃなかったら『清明』なんですね」
今年は四年に一度の閏年であるので、一日前の四日が清明になっていた。
「『清明』ってなに?」
「二十四節気のひとつで、『暦便覧』には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」って記されているけど、ようは万物がすがすがしく明るく美しいころのことだよ」
月人の問いに航が答える。
「へえ。佑介くんの誕生日にはぴったりだね」
「そうか」
「うん」
「はい」
月人と数道の二人が同時に返事をした。

「僕の誕生日も僕にぴったりだけどね」
「航くんの誕生日って、五月の・・・・」
「三日だよ」
佑介が引き継いで答えた。
「そ、『憲法記念日』。・・・・僕の誕生日を覚えてくれてて嬉しいよ」
また抱きつこうとした航を今度は阻止した佑介だった。

「そーいや、月人たち三人のなかで一番誕生日がはやいのは誰なわけ?」
抱きつくのはあきらめて、右腕を佑介の首のあたりにまわした航。佑介はもはや抵抗をあきらめたようだ。
「斎姫ですね」
数道の言葉に同意を求めるかのように航が斎姫を見れば、斎姫は小さくうなづいた。
「・・・・斎姫が九月で、俺は二月です。月人は・・・・」
「三月だよ」
いやそうに答える。
「つっきーは三日なんだよね」
「好きでこの日に生まれたんじゃないよ」
三月三日は『雛祭り』。
女の子の節句ということもあり、幼い頃からからかわれたものだった。
「だから女々しいのよ」
「斎姫」
小声でつぶやいた言葉を数道は嗜めた。
斎姫はぷいっとそこから離れた。

「・・・・みんな結構ばらばらだな」
「そーだね。でも誕生日なんてそんなもんじゃないの」
「確かにな」
この言葉を汐に佑介たちは稽古前のウォーミングアップに入った。


尚壽館のいつも通りの光景であった。



2012.04.05
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