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@翠嵐・カフェテリア
「佑遊草子」“試合と言えば”のコメントから続いております。

翔子「遅れてごめ~ん。やっと掃除終ったよ~。……ところでコレ何の騒ぎ?」

辺りをきょろきょろ見回す。

日夏里「あのね、二年前に卒業したあの葵さまが今年の学園祭にはこられるらしいんだって」
翔子「うっわ、本当に?バレンタインには抱えきれないほどのチョコをもらい、卒業式の時は正門まで見送りの在校生でアーチが出来たという、あの?」
「そう。その“伏見葵”さん」
翔子「あ、都ちゃん」

翔子と都は同じクラス。

日夏里「地味で通ってるうちの学校にはめずらしく、華があって行動力のある方だったよね。脱色、カラーリング、パーマ以外は頭髪自由にしてくれたり」

以前は肩についたらふたつに結び、胸ポケットまで伸びたら三つ編みというのもあったのです。

翔子「風儀委員長みずから撤廃に乗り出したんだもんね。三つ折りソックスも廃止にしたし」
「わたしたちの学校の生徒は、そのくらいで華美に走ったりしません。生徒を信用してくださいって」
日夏里「その葵さまが今年は来てくださると」
翔子「それじゃ、みんな浮き足だつね。…で、そのネタはどこから?」
「話せば長いんだけど…」

日夏里「そっか。都ちゃん、小学校のときの同級生が朱雀に通ってるって言ってたものね」
翔子「その同級生のお姉さんが、都ちゃんの通っている茶道お稽古先の姉弟子で。そのお姉さんが都ちゃんに学園祭での試合のこと、いろいろ聞いてきたんだ」
「そうなの。で、その同級生は栞ちゃんって言うんだけど、栞ちゃんが試合を見に来たいけど、うちって学園祭に入るのチケットないとだめでしょう?だからわたしがあげるよ~ってメールしたの」
翔子「で、なんでチケットがほしいかと言えば、その都ちゃんの同級生の彼氏が朱雀の弓道部の人」
日夏里「その弓道部の人は東都の人とも仲が良くて、東都のひとたちも見に来たいけど、うちはチケット制だから…と話したら、あの葵さまの弟が東都に通っていて、葵さまの元には毎年後輩達から大量のチケットが届いていると」
「そのいきさつがメールで来たわけ。そんなこともあって今年はいらっしゃるかもって」
翔子&日夏里「ふぅん」
「でも、葵さまの弟さんが東都に通っていたなんてね」
このみ「東都に通ってる葵さまの弟君って、あの日本舞踊家の“伏見馨”さんでしょう?」
日夏里「このみ姫、おつかれ!…って、このみ姫なんで知ってるの」
このみ「わたしも日舞習っているもの。知らないわけないわ」

お茶、お花、日舞を習う大和撫子です。

翔子「どんな人?」
このみ「女性と見まごうほど…ううん、女性より美しいくらいの人よ。お舞台もとっても素敵なの」

ぽっと赤くなる。

日夏里「もしかしてこのみ姫、そのカオルさんのファン?」
このみ「ふふふ、そうね。ファンというより、おっかけかも」
翔子「わ、このみ姫の意外な一面を見た!」

日夏里「ところで、さっきいってた朱雀の弓道部の人ってもしかして“土御門佑介”サンかな?」
「あたり。わたしは同じクラスになったことないけど、小学校のときから格好よかったよ。なあに?吉田さんがらみ?」
翔子「吉田さん、がっかりだね」
日夏里「うん、まあ。…でも朔耶先輩、朱雀に行ってから様子が変で」
このみ「どんな風に?」
日夏里「練習中によくぼ~としてる。侑那子先輩に聞いたら教室でもそうだって」
翔子「ナマの土御…いた、舌かんだ。ツチミカドさんに会ったからじゃないの?」
日夏里「そういうわけじゃなさそう」 
翔子「そういや吉田さんも、美人でスラッとしててでも全然気取りがないから他の部の下級生からも人気あるよね」
「うちの部にも憧れている子多いよ」

都はスケート部。

日夏里「そうなんだ。確かに素敵な先輩だしね。でも」
このみ「日夏里は次子がいいのよね」
翔子「そうそう。つーさんしか目に入ってないから」
日夏里「いいじゃん」
「…晴田さんも下級生に結構人気あるよ?」
日夏里「えっ!」
翔子「あ、そうだね。美人とかじゃないけど、凛々しくてボーイッシュだし」
「うんうん。一見とっつきにくけど、話してみるとそんなことないしね」
このみ「頭もいいし。学年トップですもの」
日夏里「だめ!つーさんはあたしのっ!いたっ」

ぽかっとなにかでたたかれた。
後ろを振り向くと、当の次子が腕を組んで立っていた。

次子「誰が、誰のだ」
日夏里「つーさんが、あたしの」
次子「ばかいうな」
日夏里「ひどーい」
翔子「こりないやっちゃな~」
「日夏里ちゃん、相変わらずなんだね」
日夏里「あたしにはいつだって、つーさんが一番だもん」
翔子「ここまで愛されて幸せだねえ」
次子「そーいう問題じゃ…」
このみ「いいかげん、受け入れてあげたら?日夏里の愛」
翔子「そうそう。素直になんなよ~」
次子「……」
日夏里「いいもん、むくわれなくても。でも、いつでもどんなときもあたしの心はつーさんのものだから」

翔子「実は両思い?」
このみ「あら、翔ちゃんたら今頃。次子のなかにぽんと入っていけるのは日夏里だけですもの」
「そうだったんだ~。日夏里ちゃんってすごいかも」

次子「…勝手なこと言わないでくれ」



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毬さんちの「佑遊草子」でおなじみの東都学院のみなさまはよもぎさまの素敵なオリキャラたちです。
この度、その東都の麗しの馨さんのおねえさま・葵さまを翠嵐の卒業生にしていただきました。
とても行動的な方で、いまでも後輩達は葵さまが大好きです。
今年の学園祭には来てくださるというので、みんな落ち着かなくなってしまいました。




2008.05.13
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