上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--
@2-E・昼休み

日夏里「あ~あ。もうすぐ中間だ。ユーウツ」

翠嵐は二期制で(前期:4~9月、後期:10月~3月)、前期の中間試験は6月の初旬にあります。

このみ「仕方ないわね。学生にテストはつきものですもの」
日夏里「それはわかってても、やっぱりユーウツ。特に数学。あたしの将来には二次関数も方程式もいらないのに」
このみ「大学への内部推薦もらうためには、必要よ。少なくとも」
日夏里「文学部志望なんだから、数学無しでいいよぉ」
次子「…そういうわけにはいかないよ」
日夏里「つーさんは、学年トップだし出来ない教科がないからそんなこといえるんだよ。いじわる」
次子「いじわるって」
このみ「ほらほら、つーさんにつっかからないの」
次子「このみさん、いいよ。別に気にしてないから」
このみ「もう。すぐそうやって、甘やかす」

次子(甘やかしているつもりは、ないんだけど)

このみ「でももう大学の事、きちんと考えておかないといけないわ」
翔子「そうそう。たとえ内部推薦でほとんどが持ち上がりとはいってもね」
満実「なにやら真面目な話だねぇ」
このみ「今度の中間の成績から内部推薦の基準ラインにかかわってくるのですもの。いやでもいろいろ考えてしまうわ」
日夏里「だから、よけいにユーウツ」
翔子「まあね。このみ姫はどこ志望?」
このみ「美学美術史科。博物館学取って、美術館とか博物館に就職したいわね」
満実「…おうちはいいの?」

このみ姫のおうちは老舗の料亭です。

このみ「弟がいるもの。そういう満実は?」
満実「あたしは英文かな。ま、フツーのOLでいいです」
日夏里「満実、英語得意だもんね。翔ちゃんは?」
翔子「本が好きだから国文とも思ったけど、古典がキライだからね。食物学科の管理栄養の方を。で、一応教職目指してるよ」
日夏里「ちょっと、意外」
翔子「そうかな。でも先生って面白そうだしさ。日夏里は当然国文だよね」
日夏里「うん。古典好きだし、図書館学取りたいから。目指すは国立国会図書館」
次子「…かなりせまき門みたいだけど」
日夏里「知ってるよ。でも、夢は大きくね!でね。つーさんのお嫁さんになるから」

がたた。
次子、こける。

翔子「おーお。宣言したね」
このみ「別に驚かなくてよ」
満実「まぁね。日ごろの言動をきいていれば」
次子「勝手なことを」
日夏里「だって、つーさんのお母さんに“次子はお嫁に行くんじゃなくて、お嫁さんもらうみたいな感じだから、日夏里ちゃん、くる?”って言われたんだもん」
次子「かあさんの言うことを真に受けるな」
日夏里「なんで。あたしはつーさんのお嫁さんになりたいもん」

真面目な顔して、じっと次子を見つめながら言う日夏里。

次子「……」

めずらしく、赤くなって絶句してしまったつの字です。

翔子「やるなぁ、日夏里」
このみ「ホント、日夏里には勝てないわね、つーさんは」
満実「真っ直ぐだからね。ところで、つーさんってどこの学科志望か知ってる?」
翔子「…うちの学校じゃないよ、多分」
このみ「あら」
満実「日夏里、知ってるの?」
翔子「言えないみたい。日夏里はうちの英文行くと思ってる」
このみ「日夏里、泣くわね」
翔子「うん…」



*********************************

つーさん以外は、学科はそれぞれみんなばらばらですが、付属の女子大に進学のようです。
つーさんは、果たしてどちらへ。
2008.05.30
Secret

TrackBackURL
→http://mizuhohagiri.blog35.fc2.com/tb.php/42-ab186272
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。