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今日の話は昨日弟姫の幼稚園のままさんから聞いたことがもとネタです。
全くねえ、話を聞きながら「あ、ネタになりそう」って思う自分がなんというか(爆)

別に「あだると」ではありませんが、ま、ちょっと内容が内容なので(笑)
オトコノコはちっちゃいうちから大変よ、ってことです(爆)
ちなみに時間軸は本来の「IF」シリーズからマイナス2年です。

書かなきゃいけない話(予感とか手合わせとか学園祭とか)をため込んでて、いったい私は何やっているんでしょうねえ(^^;)
・・・・・・わかってます。原稿から逃げているんです。はい(爆)

そんなことはさておき。
読んでからの文句は受け付けませんので(笑)
覚悟はいいですか?




「こーさん、一段落ついたら桐梧をお風呂に入れてくれる?」
居間のソファでノートパソコンにむかっていた絋次に咲子は声をかける。
「ああ。・・・・・じゃあ、ここの入力が終ったらな」
画面から視線をはずさずに返事をする。
・・・・・視界の隅で桐梧が隣の部屋に逃げ出したのが見えた。
(やれやれ。痛いからわからんでもないがなあ)

「芙美は萌と蒔絵と一緒に入ってくれる?」
「いいよ、お母さん。髪は洗わなくていいよね?」
「今日はいいわよ。まだ、お父さん終りそうもないから先に入って」
「はあい」
そう返事をすると、芙美は妹達を集めて入浴の準備を始めた。

咲子と絋次の長女・芙美は現在11歳。小学校5年生になっていた。
芙美が4歳の時に妹の萌が生まれ、その1年後に桐梧、さらに2年後に蒔絵、3年後に草乃が誕生していた。
今の星野家は一男四女の子供たちに囲まれている。
芙美は相変わらず「ゆうちゃん」と佑介に懐いており、剣道ももちろん続けていた。
その佑介は、幼馴染で咲子の妹である栞と大学卒業後に結婚し、1児の父となっていた。
ちなみにその子供は男の子で、星野家の末っ子の草乃と同い年であった。

「じゃ、お風呂いってきます」
「お願いね」
芙美は萌と蒔絵を連れ、一階へと降りていく。
咲子と絋次は結婚当初から絋次の祖父母と同居しており、二階をその住まいとしていたが、台所やお風呂は共同で使っていた。
一階は絋次の祖父・史隆の書斎と祖母やち代の衣裳部屋とも言うべき納戸に二人の寝間、みなで食事をする八畳の居間と六畳の客間があった。
子供が5人もおり、一階の客間を子供たち用に使ったらどうかと史隆に提案されたが、絋次は少なくとも中学生になるまでは専用の部屋はいらないと断ったのだった。ゆえに芙美や萌は学校の宿題や勉強をするときは、二階の居間や一階の居間などでやっていた。

「あら、桐梧は?」
芙美たちが戻ってきたら、次は絋次と桐梧で最後は自分と草乃が入る。
一通り着替えなどを用意して入らないと大変なのだ。
「桐梧なら隣の部屋にいるぞ」
まだ入力が終らないらしい絋次は顔も上げずに返事をする。
「どうして隣の部屋なんかにいるのかしら?ついさっきまでここにいたのに・・・・」
と咲子の足は桐梧が逃げた(?)隣の部屋へ向かう。
襖をがらりと開け。
「桐梧。もうすぐお風呂よ」
声をかける。
「・・・・・・」
返答はない。
「桐梧。こっちでなにしてるの?」
さらに声をかける。
「・・・・だって・・・・・からやだ」
「?」
小さく声が聞こえた。
「桐梧、どうしたの?なあに?」
「・・・・おとうさんとはいるといたいことされるからやだ!」
「え?いたいこと?」

部屋の隅でこちらに背中をむけていた桐梧を咲子はひょいと(というにはかなり重くなってはいたのだが)抱き上げ、居間に連れて来て絋次の前でおろした。
「・・・・・こーさん。桐梧が一緒に入ると痛いことされるからやだって言ってるんだけど・・・・・」
いったい何を嫌がっているのか、皆目見当のつかない咲子は、そう言って絋次をちらっと見た。
「こーさん?」
咲子はもう一度夫を呼ぶ。
「・・・・・桐梧、大事なことなんだぞ」
ノートパソコンからやっと顔を上げた絋次は、そう言って息子の桐梧を見た。
途端、見られた桐梧は両手で股間をぱっとおさえた。
「桐梧?!」
ぎょっとする咲子。ますますわけがわからない。
「だって、すっごくいたいじゃないか!ぼくやだっていってるのに」
桐梧はもう涙目だ。
「ちょ、ちょっとこーさん、いったいお風呂で何やってるのよ」
「・・・・・将来のために男として大事なことをだよ」
非難するような妻の視線に、溜息をはきつつ言う絋次。
「将来って、男として大事なことって・・・・・」
はっきり口に出して言わないとわからないのだろうか。
やはり男兄弟がいない咲子にはどうにもぴんとこないのだろう。
「----『皮』をむくんだよ」
「・・・・・!」
淡々と言う絋次に対し、咲子は真っ赤になった。
「え、あ、やだ、そういうこと」
「そういうこと。・・・・・子供のうちからちゃんとしておかないと、将来苦労するってことだ」
・・・・そういえば、桐梧を出産した時に産院で助産師に言われたような・・・・・。
「お父さんの役目ですよ」とも言われていた。
将来のためではもちろんあるが、病気にならないようにというのもある。
「・・・・男の子を持つのってこんなこともあるのねえ」
「いざその時になって、出来ないんじゃあなあ。男としてつらいもんな」
「こーさんたら!」
「このくらいで動揺してたら、後々困るぞ。・・・・・それこそ生えてきたの、何したのって」
どうしてこの男はこんなに動じないのか。
真っ赤な顔でわが夫をにらみつける。
絋次はにこりと笑い。
「・・・・そんなかわいい顔してると、あとで知らんぞ?・・・・・寝かせないからな」
「こーさんのばか!」

何年たっても変わらぬ星野家である(笑)
・・・・結局、この日も桐梧は絋次に『痛いこと』をされたのだった。
ご愁傷様。
2008.07.05
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