「IF」シリーズ運動会編の後編はちょっとお待ちいただいて、今日アップするのは毬さんちの佑介くんのモノローグ第二弾です。
簡単に言いいますと、前回の「あふれでる想い」の続きです(^^;)
毬さんに、「佑介くんと栞ちゃんの告白シーンの最後までを書いてもいい?」とおききしたら「いいですよ」とのお返事をいただけたので、するする~と書きました(笑)
・・・・ワタクシ、「男の子の葛藤」を書くのが好きなもので(爆)

でも近頃の佑介くんは「少年」から「青年」になりつつありますね。
すっかり「男臭く」なっちゃって。

ではではつづきをよむからどうぞ。



そっと、ふれるだけのキスをして離れる。
「----これでも・・・・信じられないか・・・・?」
おそるおそる栞を見た。
わかってもらえただろうか、俺の想い。

どうやらたたかれはしなかったが・・・・・。
「・・・・ゆ・・・う・・・」
「わ;;」
栞の目からは涙がこぼれていた。

俺は間違っていたんだろうか。
ふれてはいけなかったか。
やはり、俺の一方的な想いでしかなかったのか。

「ごめん、いやだっ・・・・・・」
「ちが、違うの!」
だが、謝る俺に栞は「違う」という。
・・・・希望を持っていいのか、栞?
栞を見つめながら、次の言葉を待つ。
「あたし・・・・も」
「・・・・え?」
・・・・聞き違いじゃ、ないよな。
「あたしも・・・」
ゆっくりと頬を染めながら話す栞。
「・・・・佑くんが、好きなの・・・・!」」
「!」
栞・・・!

一度離した栞の腕を掴み、自分の腕の中に抱き込んだ。
いくたび、こうしたいと思っていたことか。
腕の中の栞は、俺の胸にかるく頬を当てている。
・・・・速くなっている心臓の鼓動が聞こえちまうな。
でも好きな子を抱きしめて、どきどきしないヤツなんていないと思うけど。

「・・・・・こんなことなら、もっと早く言えばよかった;;」
ほんとにそう思う。
嫌われていないのはわかってはいたが、それが異性としてなのか、あくまで幼馴染としてなのか、ずいぶん悩んだもんな、俺(^^;)
うかつに気持ちをぶつけて栞を混乱させたくなかったし、何よりも俺のそばから離れていってほしくなかった。
だったら、このまま「ただの幼馴染」でいいと思っていたくらいだ。
・・・・相当の忍耐力は必要としていたけども。

・・・・ん?
何やら震えが伝わってくる。
「こら、笑うな;;」
腕の中の栞を見ると、何故だかくすくす笑っていた。
そりゃ、ないだろ。
「ご、ごめん」
そうは言いながらも笑いは止みそうもない。

「まだ、笑ってる」
「だって、なかなかとまらない・・・・・」
・・・・・。
そうか、わかった。
ならとめてやる。
・・・・・変な気配もしてるしな。
俺はこいつ以外、目に入らないってことをわからせてやるさ。
「・・・・ふさぐぞ?」
「え?」

・・・・栞、おまえ、男ってものをわかってない。
今だって、目いっぱい自制心働かせているんだぜ。
もう一度、俺は実力行使に及んだ。
牽制の意もあったが、栞の笑いを止めるためにだ。

止まらなかったら、何度でもするぞ。
覚悟しとけ。


2008.10.14 / Top↑
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